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2013-10-31 Thu 15:52
話というより、詩。なのか?

テッドのみ

★★★★★★★★★★★★★★★



川のせせらぎ、鳥の声。
肩のぬくもりにふと隣を見れば、穏やかに眠る彼の横顔。

木漏れ日が静かに揺れる。
雲がゆっくりと流れてゆく。

頭を寄せてうつむけば、やわらかに重なる彼の手のひら。
思わず小さな笑みがこぼれて、こたえるように指を絡めた。

天気の良い日に、大きな樫の木の下で眠っていた。
たったそれだけの思い出なのに、なぜこんなにも心を灯すのか。
なぜこんなにも涙が流れるのか。

今はただ、僅かに覗く月が映す、格子窓の影を見下ろす。

底冷えする石牢。
床に描かれた魔方陣の暗い胎動。
天井に続く鎖。
吊り上げられた両腕の感覚はすでにない。

捕らえられて、どれほどの時が経っただろう。

思い出すのは彼の眼差し、彼の言葉。
彼の背中。
───── 彼の涙。
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